家具って販売するのではなく営業するもの その②

前回「販売ソース」という言葉を使いましたが、専門用語に感じたので少しだけ解説。

「source＝(物事の)源」って意味です。

販売したお客様はどこからやってきたのかを言う時に使う言葉です。

私が勤めている家具屋さんの運営元はハウスメーカーでして、新築を建てる方やリフォームする方に家具に提案して購入頂く販売方法があるのですが、必ずしもお客様がハウスメーカーの運営する家具屋で買うわけではありません。

価格という意味でも、好みのデザインという意味でも競合は多く存在しますから。

そうなってくると売るための戦略を事前に練るっていう意味では販売というより営業スタイル全開です。

私が勤めているようなハウスメーカーが運営する家具屋さんであったり、ハウスメーカーと提携している家具屋さんとなれば新しいお家に住む方の家具購入は非常に大きな売上となり、販売ソースにハウスメーカーが存在することになります。

家具屋さんの販売ソース次第では販売というより営業を多くこなさないといけないかと思います。

というわけで、家具って販売するのではなく営業するものだと思うワケです。

家具って販売するのではなく営業するもの その①

先輩達から聞いた、過去に退職した人達の退職理由なのですが「販売というより営業だった」という声は多いように感じます。

現在の勤め先で言えば事業としてまだ日が浅く多くの問題があるのですが、家具特有とは思わないので今回は除外とします。

家具は決して安いものではありません。

即決するお客様はそうそういません。

だから「お客様に声を掛けられて商品を用意してお会計」というわけにはいかず、なぜこの商品が良いのか、どのような使い方が出来るのか、、、

要望に対して知識を照らし合わせて、合う商品をプレゼンしないといけません。

多分それって営業の要素強めなんですよね。

販売職は大きくふたつに分かれていると思っていて「売場を整えるとこで売ること」と「営業して売ること」のふたつあると思っています。

悲しいかな、前者ばかり経験した人が同じ販売職だからって後者の職場に行くと大抵躓きます。

それで辞めた人は前職でも多く見てきました。

幸い、私は後者ばかりの職場だったので販売って営業するもんだと思っていましたし、現在も苦に思うことはないです。

「インテリア販売」

ってだけ聞くと非常に華やかな世界に感じますが、営業がお好きじゃない方は要注意です。

次は一般的な販売職にはない家具特有の販売ソースのお話をしますね。

初めましてなので自己紹介 その②

少しだけパーソナルなお話が出来れば…

地方都市で生まれ育った30代女性です

外交的な性格とは思っていませんが、人の話を聞くのが好きで気がつけば販売のお仕事に携わっていました

香水・バッグ・アクセサリー・腕時計等、いわゆる服飾雑貨や宝飾品と呼ばれるものを売ってきました

腕時計の販売が1番長かったですけど、専門店勤務だったので実はそんなに時計全般に詳しくないですし、なんなら今はAppleWatch愛用しています

その後は新築・注文住宅の営業に携わりました

お家で過ごす時間が好きだったのもあり、間取り・住宅設備・インテリアを見るのも好きだったんですね

いざ住宅営業をするってなると土地・住宅ローン・家の構造(耐震断熱など)の話に重きを置いていて、今思えばそれが当たり前なのですがギャップを感じたのは良き思い出…という事で

そして今現在、家具屋さんにお世話になっているのですが家具屋さんの話は次の機会で

初めましてなので自己紹介 その①

2023年9月から家具屋さんで働きはじめました

そんな新米販売員がなぜ家具屋さんで働き始めたのか、少しお話できれば…

なんだかんだ、販売のお仕事自体は10年以上させてもらいました

店長という役職を頂くのをきっかけに7年程地元を離れていたのですが、母の病と2020年以降の流行り病をきっかけに地元に戻ることを決め、販売から離れることになりました

地元に戻ってからは新築の住宅営業のお仕事に携わらせてもらいましたが、毎日12時間以上程拘束される激務に上司と合わない部分もあり、体調不良で退職

少し落ち着いて次の仕事を考えた時、やっぱり販売が好きだったなぁと思い、その旨を転職エージェントさんに相談

その時に紹介頂いたのが今勤めている家具屋さんでした

販売でありながら住宅営業の知識が役に立つとのことで、前職が住宅営業だったことを買ってもらい採用頂きました

実際家具が家の中に入るかは間取りを見ないと分からないので、間取り図を見る知識があって良かったと思ました

また家具購入きっかけって新築やマンション購入がきっかけの人が多く、内装のこだわりや金銭的考えなどは家を買う時のお客様の気持ちの延長上にあるなと既に感じています

この気持ちを知っている知らないはどう接客するのか心構えが違うのかもと思っています

ただ家具に関する知識はほぼ無い…

先輩達の実例を交えながら勉強の日々です